しまの塾(#10・フリュウ)

2018年度最終回(第10回)のしまの塾はリストランテフリュウさんへ。

最終回となるこの回、各々が最終の発表を行いました。

食で人をつなぐこと、未来に続く島を自分たちで作ることに取り組んでいる渋谷さん。リストランテフリュウをOPENされた後、池田漁協との商品開発、MORIKUNI BAKELYのプロデュースを経て、ミノリジェラートをOPENされました。


リストランテ フリュウは、小豆島・草壁港からすぐ目の前の小高い丘にある、小さな隠れ家レストラン。四季折々の自家菜園の野菜や地元の食材にこだわったイタリア料理を提供します。「フリュウ」とは島の言葉で、今も島に受け継がれている祭礼の際に趣向を凝らして、神々や見る人を喜ばせる精神 “こころ” のこと。私たちも島に根ざし、自然からの恵みに感謝しながら、皆さまに喜ばれるようなお料理を提供したい。そんな思いが込められています。

http://furyu.co/

渋谷さんが紹介してくださった言葉に「身土不二」というものがありました。土地のものを食べることが一番よく、無理がないとのこと。島には島のルールがあって「地元の人が行くお店=間違いない」にしたかったと言います。ミノリジェラートをOPENしたことについては、一番最初にやる強み、オンリーであること、なにより「小豆島にはジェラート屋が必要だ」と思ったといいます。

本業はくじけそうになるし、しんどいと思うことが多い。持続可能な島になるには、今何をすべきか。サイクルを作る、HUBになるということは大事でそれには信頼関係と共感できるビジョンが必要だとのこと。

参加者からは、

  • 理念やコンセプト、歩み、今後の展望などよく分かったし、行動に一貫性があって、しまの塾の講師全員に共通した「ブレない生き方」を感じることができた。
  • 何かを始める時、何かをやる時には誰かの協力なくして出来なくて、信頼が大切だと改めて感じました。

との言葉を頂戴しました。今回はビジネス香川でも紹介いただいています。

ビジネス香川より

また、最終回ということもあり、半年間取り組んできた各々のマイプロジェクトをそれぞれ発表しました。資格試験に合格した人、通販での定期購入を始めた人、試食販売を始めた人、自分がどうありたいかを見つけた人。形になった人もいれば、途中の人もいます。それでも、あくまでこれはきっかけで、これから主体的に動いていっていただけたらと思ってます。

しまの塾を通して学んだこと、自分が変わったと思うことについては、

  • たった一人の人間でも行動するとそれが波紋となって次第に大きな渦となって、周りの人間をも動かし、最終的に大きな結果を残すということ。 自分の仕事だけではなく、他の部署の社員の様子や、島の他の会社のこともよく考えるようになった。「目標」を持ってから、「行動する」までのスパンが短くなってきたように思う。
  • 一歩踏み出して新しいことをしていく勇気。チャレンジすることの大切さ。 仕事をしながら、こういう時どうしたらいいなとか、こうしたら作業がはかどるかなとか考えるようになった。
  • 今、自分のやってみたい事に挑戦している事が、前の自分からは想像できなくてビックリしています。いろんな講師の人の話を聞いて、自分にしかできない事、ここにしかないものを大切にしていく事を学びました。 人前で話すことが苦手だったが、人の話を聞いて、自分が感じたことを話している自分は変わったと思います。
  • ゴールはなく、常に何ができるか、何がやりたいかを考える。 答えはなくて、いろんな人の意見や考えも大切にする。
  • 外から見た視点で、島に利益とか循環をもたらそうとか、面白い考えの人がいるなぁと思った。パワーある人が多い。発信していくことが大事。 周りを上手く巻き込む戦略をしっかり立てないといけないと思いました。
  • 人とのつながりが大事。やりたいと思うことを楽しみながら進めていく。 小さいことでも自分だけで進めずになるべく多くの人と相談してアイディアを出し合うようになった。
  • ヤル気、目標に向かって進んでいく、がむしゃらに取り組むことが大事 。今の自分に何ができるのかを考えるようになった。
  • どんな仕事でも何事も人の協力なくして出来ない。ひとりでは大変だし難しい事なんだと改めて思いました。自分から周りに呼び掛けて、一緒に動いてもらおうと思います。 人の話を聞けるようになりました。来て下さったお客様に今まで以上に丁寧に元気におもてなしができるようになって、笑顔で帰っていただけるようになりました。

一年間、少しだけ皆さんの人生に携わらせていただき、ありがとうございました。これからも島で暮らす仲間としてよろしくお願いします(^^♪